経済学は「科学」であるか「非科学」であるか?→「んなこたぁ、どうだっていいんだよ!」

経済学は「科学」であるか、「非科学」であるか、という問い。近年よく耳にする機会も多い気がします。

Wikipedia:経済学 - 科学性と非科学性(脱科学性)
http://goo.gl/UCKWWz

【駄文注意報】池田信夫blog:経済学は科学なのか
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51875486.html

【駄文注意報2】S3 別館:経済学が科学ではない、たった1つの根本的な理由
http://liaoyuan.hatenablog.jp/entry/2013/10/12/013918

経済の話題をする前提として、経済学は科学ではないので、現実に信じる・用いるのに値しないというような方々がいます。

そういった方々の論拠としまして、よくあるのが下記の二点、

  • 経済学は、「人の振るまい」という複雑性が高すぎるものを扱っており、古典力学のような基礎理論の確立が出来ていない。
  • 経済学には、「イデオロギー」や「思想性」がどうしても入り込むので、そもそも科学とよべるのだろうか。

といった事です。

僕のそれらに対する「答え」の一つとしましては、
「科学であるか非科学であるかとか、んなこたぁ、どうだっていいよ!それが現実に使えるモノ・ツールとして有用に機能するならばね」
でございます。


以下、ごたく。。。

そもそも「科学的である」とは、どういう事でしょうか。これはこれで真面目に論じはじめると大変な話にもなりかねないですが、ここでは簡潔に、実験・観測を繰り返し、その中で再現可能性が高い事象を基礎理論として、体系づけたもの…が、現実世界に置いても「科学的有用性」の高いものである…としてみます。

そう考えると、本来は複雑な現象を、実験や観測から得られたデータを分析してモデル化し、それに統計的な有効さが認められたもの(科学的である理論)として論拠に置いている、古典力学ですら、あくまで再現可能性の高い一つの理論…でしかありません、また、常にそれが現実世界において有効であるとする根拠など、実はありません

たまたま、この宇宙空間中の地球上という限定された地域から、数百年の間、観測している限りにおいて、どうやら有効そうである…というものが、あくまで古典力学の諸法則らです。

それでは、量子論における量子の振るまいのような複雑怪奇なものは、どうでしょうか。そもそもそれらは比較できるようなものなのでしょうか。

そして、経済学は、結局、それらに比すると「どう」なのでしょうか?